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タロット入門

タロットの読み方|初めての一枚から学ぶ入門ガイド

タロットを読むときは、まず質問を一つ決め、カードを一枚引いてみましょう。絵をよく見てから意味を調べ、質問と結びつけて自分の言葉で一文にします。最初は解説書を開いたままで大丈夫です。

FlipTarot
パメラ・コールマン・スミスが描いた1909年版のカード。左からペンタクルの2、カップの7、ペンタクルの8。
目次

一枚引きを読む5つの手順

  1. 行動につながる質問を考える。 スケッチブックを一か月開いていないなら、「今週、また絵を描き始めるには何が役立つ?」と聞いてみます。質問を書き留めてから、一枚引きのスプレッドを試しましょう。

  2. シャッフルして一枚引く。 絵を伏せたまま、少しずつカードを片手からもう一方へ移します。十分だと思ったら、一番上のカードをめくります。今回は絵を正位置にして使いましょう。

  3. 見えるものを言葉にする。 人物は何をして、どこを見ているでしょう。物や風景なら、繰り返し描かれる細部に注目します。タロット作家の Mary K. Greer も、一枚のカードを使う練習で、こうした具体的な観察を取り入れています。

  4. カードの意味を調べる。 絵の細部とつながる意味を一つ選びます。解説書にキーワードが六つあっても、最初は一つで十分です。

  5. 質問への答えを書く。 自分の言葉で一文にし、日付、カード名、元の質問も添えます。あとから気づいたことを書けるよう、余白を残しておきましょう。

ペンタクルの8で読んでみる

座った職人が円盤に星を彫っている。右側に六枚のペンタクルが並び、地面にも一枚ある。

絵を再開する質問で、ペンタクルの8を引いたとします。八枚の円盤を探してみてください。右に六枚、地面に一枚。八枚目は道具の先、職人が見つめている場所にあります。

同じ星を、もう何度も彫っています。絵を再開したい人には、「一つのものを何度か描く」というヒントになるかもしれません。Arthur Edward Waite は『The Pictorial Key to the Tarot』で、このカードを手仕事と結びつけています。

たとえば「朝食のとき、同じマグカップを一ページに三回描いてみる」。描いたら記録に戻り、最初は見えず、三回目に気づいたことを書き足しましょう。

大アルカナが出たらどう読む?

大アルカナを引いたら、質問の奥にどんなテーマが見えるか考えてみます。力には、ライオンの顎に優しく手を添える女性が描かれています。「課題」の位置なら、「線が曲がるとすぐにいら立ってしまう?」と振り返れるでしょう。「アドバイス」の位置なら、その穏やかな手つきから、最初のカップの絵を消さず、隣にもう一度描いてみるという工夫が生まれます。

四つのスートは何を表す?

このガイドで使うライダー・ウェイト・スミス版は、パメラ・コールマン・スミスが絵を担当し、1909年に初めて出版されました。全78枚のうち、大アルカナが22枚、小アルカナが56枚。小アルカナは四つのスートに分かれます。歴史や両者の違いは「タロットとは?」で紹介しています。

以下は、この系統の現代のリーディングでよく使われる元素との対応です。V&A博物館のタロット解説でも紹介されています。

スート元素よく扱うテーマ自分に聞いてみること
ワンド火意欲、創造性、自分から動くこと何を始めたい?
カップ水感情、人間関係、想像力起きたことをどう感じている?
ソード風思考、判断、対立何を伝え、何を整理したい?
ペンタクル地仕事、お金、実際の技能今あるもので何を練習できる?

数字のカードを読むコツ

各スートの数札はエースから10まで。エースは始まりを連想させます。ワンドのエースでは、棒から新しい葉が伸びています。絵を描きたい人なら、思わず描き留めたくなる形を見つけた瞬間と重ねられるかもしれません。

2では「二つのもの」に目を向けます。ペンタクルの2は、一人で二枚の円盤を操る姿。カップの2は、二人がそれぞれ杯を持って向き合う姿です。一方は二つの用事の両立、もう一方は二人で何を分かち合うか、という問いにつながります。

10は数札の最後です。ここまでに何が積み重なったのでしょう。カップの10の虹は分かち合う喜びを、ワンドの10で十本の棒を抱える姿は重くなった負担を思わせます。Joan Bunning の数札ガイドで、スートごとに比べてみてください。

ペイジ、ナイト、クイーン、キングを読む

各スートには四枚のコートカードもあります。誰かを表すことも、自分が試せる姿勢を表すこともあります。入り口として、ペイジは探求する姿、ナイトは追い求める姿、クイーンはスートの性質を身につけた姿、キングはそれを社会で生かす姿、と考えてみましょう。Bunning のコートカードのレッスンを参考にした見方です。

ペンタクルのペイジをアドバイスの位置に置いてみます。一枚の円盤を持ち上げ、じっと見ています。絵を描く前にカップを手で回し、持ち手の曲線を観察する、という提案につながりそうです。

次にペンタクルの8を隣に置きます。一人は観察し、一人は手を動かす。二枚から、「見て、描いて、もう一度見る」というリズムを考えられます。78枚のカード図鑑で絵を見比べてみましょう。

スリーカードの読み方

スプレッドは、それぞれの位置に役割を決める並べ方です。シャッフル前に、左から「現状・課題・アドバイス」と決めて三枚引きます。絵を再開する質問なら、こんな読み方ができます。

  • 現状

    輪のような帯でつながった二枚の円盤を操る人物。背景では船が大きな波に揺られている。

    ペンタクルの2

    円盤を操る人物の後ろで、船も波に合わせて上下します。予定が変わりやすい日々の中で、静かな十分間をどこに作れるでしょう。

  • 課題

    雲に浮かぶ七つの杯に手を伸ばす人物。杯には異なる物や姿が描かれている。

    カップの7

    七つの杯は七つの可能性。その十分間を、保存した絵の参考を眺めながら、何を描くか迷うだけで使っていませんか。

  • アドバイス

    座った職人が円盤に星を彫っている。右側に六枚のペンタクルが並び、地面にも一枚ある。

    ペンタクルの8

    職人は一つの形に取り組んでいます。今夜のうちに題材を選び、スケッチブックの横に置いておけば、明日すぐ描き始められます。

絵はパメラ・コールマン・スミスによるものです。スキャンは Saskia Jansen 所蔵の1909年版「Roses & Lilies」から作成されました。原画像はウィキメディア・コモンズで確認できます。ペンタクルの2、カップの7、ペンタクルの8。

三枚をつなげて読むには?

Joan Bunning は『Learning the Tarot』で、声に出して考えながらカードの物語を探す方法を勧めています。手の動きを追うと、やりくりし、選ぼうとし、最後に一つの作業に落ち着きます。「自由な時間は短いけれど、前の晩に題材を決めれば、明日の十分間で描けそう」と言葉にできるでしょう。

今度はペンタクルの8を課題の位置へ。同じ星の繰り返しから、「持ち手ばかり描き直して、カップ全体をまだ描いていないのでは?」という別の問いが出てきます。

時間の流れを見たい場合は、引く前に位置を変えて、過去・現在・未来のスプレッドを使う方法もあります。

初めて読むときのよくある質問

最初に78枚の意味を全部覚える必要はある?

ありません。解説書を見ながらで大丈夫です。まず絵の細部を一つ言葉にしてから調べましょう。ペンタクルの8なら、作業中の星と完成品の星が同じです。次に引いたとき、その繰り返しが「練習」を思い出す手がかりになるかもしれません。

読めるようになるまで、どれくらいかかる?

最初の一回は今日でもできます。慣れるには練習が必要で、進み方は人それぞれです。一週間、毎日一枚引き、最後に初日のカードへ戻ってみましょう。解説書を開く前に、一つの細部を自分の言葉で説明できるか試してください。

初心者も逆位置を読むべき?

逆位置を使うかどうかは自由です。シャッフル前に決めておきましょう。読む場合は正位置の意味から考え、「どこかで滞っている?」「育つまで時間が必要?」「まだ表に出せていない気持ち?」と問いかけてみます。

たとえばペンタクルの2。正位置なら、忙しい朝に短いスケッチの時間を作る工夫。逆位置なら、いつも二つのことを同時にしようとしていないか、という振り返りにつながります。描いている十分間、あとに回せることは何でしょう。

質問とカードが結びつかないときは?

別の細部を探してみます。ペンタクルの2の円盤からはお金を連想しても、背景には波に揺れる船があります。変化への対応を聞いているなら、波が入り口になるかもしれません。どうしても無理があると感じたら、疑問を記録して、答えを急がずにおきましょう。

自分のデッキがなくても練習できる?

できます。質問を書いて、FlipTarot のオンラインタロットを開きましょう。最初は「逆位置を含める」をオフにして一枚引きます。意味を調べる前に、絵の中で目についた細部を一つ書いてみてください。

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